基本理念

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1.価値観

 建設プロジェクトにおいて、プロジェクト関係者が価値観・建設情報を共有し、透明性・公平性を担保し、世界標準のパラダイムを構築する。これは、一般社団法人日本リノベーション・マネジメント協会(以下「本会」という)にとって不可欠で不変の理念である。

2.目的

 建設分野における生産・運用システムの再生・運用(「リノベーション・マネジメント」、略称「RM」という)の普及を目指し、公正かつ自由な経済活動の機会の確保及び促進並びにその活性化による国民生活の安定向上に資することを目的とする。

3.手段

 世界標準のパラダイムとして価格開示方式®を実践し推進する。
 価格開示方式®の基本的手法として、CM方式、オープンブック方式、コストプラスフィー契約、アットリスク特約を実践し推進する。
 価格開示方式®の業務(以下「業務」という)が適正に行われたかを発注者に対し証明するために、申請者は、オープンブック監査を本会に申請しなければならない。申請者の要件は、オープンブック監査基準による。

4.基本倫理

 本会は、会員が業務を遂行する上で遵守すべき理念・倫理を定めることにより、健全性を担保し、プロジェクト関係者と社会の信頼を得ることを目的として倫理規定を設けた。

倫理規定のポイント

  • 会員はRM業務の受託に際し重要事項説明等により、業務に対する責任の明確化、受託の趣旨、内容及び範囲とその適正・妥当な報酬金額また算定方法を明示し、説明責任と書面交付の義務がある。
    注)倫理規程第15条前半
  • 会員はRM業務またはその他の業務に関して、品位・信用を損なう方法や広告宣伝を行い、また事実を超える誇大広告や虚偽表示など不正な行為を行ってはならない。
    注)倫理規程第7条
  • 会員は、談合や紹介料の授受などを伴う不健全な営業行為を行ってはならない。
    注)倫理規程第8条
  • 会員は、品位・信用を損なう方法によって、営業行為・業務を行ってはならない。
    注)倫理規程第9条前半
  • 会員はRM業務の委託または紹介を受けたことに対する謝礼その他の対価を支払ってはならない。
    注)倫理規程第9条後半
  • 会員はRM業務を遂行するに当たり、依頼者の要請があったとしても、法令等や本会の会則等に反する行為を行ってはならない。
    注)倫理規程第10条前半・第20条